■ サンプル
; コメント行
# コメント行
[compositor]
resolution = 3840x2160
framerate = 30000/1000
view0 = CamSec0
view1 = CamSec1
view2 = CamSec2
view3 = CamSec3
[CamSec0]
; Web カメラの例
path = v4l2:/dev/video2
pixel_format = MJPEG
resolution = 1920x1080
framerate = 60
[CamSec1]
; GMSL カメラ (ISP 内蔵) の例
path = v4l2:/dev/video0
pixel_format = UYVY
resolution = 1920x1080
framerate = 30
[CamSec2]
; GStreamer udpsrc を入力にする例
path = udp://0.0.0.0:5004
pixel_format = H264
[CamSec3]
; IP カメラの例
path = rtsp://ipcam1/stream1
pixel_format = H264
username = user1
password = pass1
■ 全般
- 設定ファイル内では
;
以降、及び #
以降はコメントとして扱われます。
■ compositor
セクション
- 画像の合成に関する設定を行うセクションです。
- 設定エントリは以下の通りです。
エントリ | エントリ例 | 説明 |
resolution | 1920x1080 | 合成後の解像度 |
framerate | 60000/1001 or 60 | コンポジタが各カメラの画像の取得を行う時のフレームレート |
viewN | セクション名 | N=0, 1, 2, 3 で {左上, 右上, 左下, 右下} にどのセクション対応付けるか記述 |
- 複数の view に同一のカメラを指定すると、正常に動作しません。
■ その他のセクション
- その他のセクションは全て 1 つのセクションに付きカメラの定義として扱われます。
- これらのセクションは次の値を設定可能です。
- path
- resolution
- framerate
- pixel_format
- 例:
[gmsl1]
path = v4l2:/dev/video1
resolution = 960x540
framerate = 58
pixel_format = UYVY
■ path
- デバイスのパスを示すエントリです。
v4l2:
で始まる path
は V4L2 で開くカメラとして扱われます。
v4l2:/dev/v4l/by-path/...
といったパスも使用可能です。
rtsp://
で始まる URL を指定すると IP カメラとして扱われます。
udp://
で始まる URL を指定すると GStreamer の udpsrc を用いるカメラとして扱われます。
■ resolution
■ framerate
- カメラのフレームレートです。
- 指定方法は
compositor
と同じです。
■ pixel_format
- カメラ出力のピクセルフォーマットです。
- V4L2 (Web カメラ、ISP 内蔵 GMSL カメラ) の場合は以下のフォーマットのいずれかです。
- MJPEG
- YUV420
- YUYV
- YVYU
- UYVY
- VYUY
- IP カメラの場合は
HEVC
もしくは H264
を指定します。
- GStreamer の udpsrc を用いる場合は
HEVC
もしくは H264
を指定します。