Zao SDK for Jetson / libzao-endpoint API リファレンス 1.5.1.0 (2024-11-06)
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ZaoVideoSourceIpcam の使用方法

ZaoVideoSourceIpcam は IP カメラ 1 台から RTSP で映像を受け取り、その映像をエンコードし直してクラウド側に送信するプログラムです。

■ コマンドラインオプション

ZaoVideoSourceIpcam [-v] [-p <link-path>] [-c <conf-path>]
  • -v : verbose 指定
  • -p <link-path> : 連携用パスの指定
    • ZaoRemoteEndpoint との連携に用いるパスを指定します。
    • 省略時は unix:///run/zao/RemoteEndpoint.sock となります。
  • -c <conf-path> : 設定ファイルの指定
    • 省略時はカレントディレクトリの VideoSourceIpcam.toml を読み込みます。

■ 設定ファイル

ZaoVideoSourceIpcam は起動時に設定ファイルを読み込み、それに従って動作します。

設定ファイルのフォーマットについては ZaoVideoSourceIpcam の設定ファイルの書式 を参照してください。

■ 自動実行

systemd の zao-video-source-ipcam.service から ZaoVideoSourceIpcam が起動されます。 SDK セットアップ直後のデフォルト状態は無効化されており、自動実行されません。 設定ユーティリティから有効化するサービスとして ZaoVideoSourceIpcam を選択すると有効化され自動起動するようになります。

ZaoVideoSourceIpcam の標準出力、標準エラー出力がログファイル /var/log/zao.log に出力されます。

zao-video-source-*.service は複数を有効化すると正常に動作しません。

■ 手動実行

systemd service としてではなくターミナルから直接実行する場合についてです。

  • zao group に属しているアカウントから実行する必要があります
  • 取り込みと送信を止めるには Ctrl-C を入力します

■ 制限事項

■ ビルドと導入

ZaoVideoSourceIpcam は Zao SDK for Jetson セットアップで /usr/bin/ に配置されますが、 配布物に含まれるソースコードを用いて Jetson 上でビルドすることも可能です。

ビルド方法にしたがって apps/video-source-ipcam/ でビルドすると ZaoVideoSourceIpcam が得られます。